ラ・ラ・ランド やっと見ました。
ラ・ラ・ランド (2016年)
「セッション」のデイミアン・チャゼル監督最新作であり、アカデミー賞の監督賞と主演女優賞を受賞したとの話題もあって これだけは映画館で見ておきたいと思ってた作品。
春夏秋冬のシーズンで場面を区切りながら 現実と幻想を 時折ミュージカルを交えて描いていくという構成で、最初は感情移入するというより、美しいパフォーマンス、美しい景色に見入ってしまうといった感じでした。
でも、ストーリーが動いていくにつれて、段々と心動かされて、二人の行く末に目が離せなくなって・・・
何と言っても圧巻だったのが、セバスチャンを演じるライアン・ゴスリングのピアノ演奏。ピアニストの方だとばかり思っていたら、この映画の役作りのためにジャズピアノを習得して全編吹き替えなしで演じられたとか。
映画の役と一緒でライアンも完璧を求めるこだわりの男なんでしょう。
自分の好きなことにこだわって妥協できなかった彼が、
彼女のために何かを犠牲にして、包容力のある大人の男性になり、
彼女は自分のこだわりを追及する彼に影響を受け、
夢に向かって自ら切り開こうとしていく。
<ネタバレありですが、>
最後、セバスチャンがミアと再会して、あの時こうだったらと過去を振り返り、でも最後には「これでいいんだ」とうなずいたあのシーン。彼の男気にぐっときました。
恋をしたくなる映画ってことらしいけど、
私にとっては、自分の好きなことを突き詰めたい、やりたいことに挑戦したいと思わせてくれる映画でした。